CubeSat Project...

  CubeSat Projectは,1999年11月にハワイで行なわれたJUSTSAP (Japan-U.S. Science, Technology & Space Applications program) におけるUSSS(University Space Systems Symposium)において米国スタンフォード大学のTwiggs教授によって提案された超小型衛星開発プロジェクトである.CubeSatはS3 SAT(Student, Space, Study Satellite)を意味し, また,衛星の形状が立方体であることも意味している.

  プロジェクトの目的は学生に実際の宇宙実践機会を与え,衛星開発の一連のプロセスを体験させる教育であり,また民生品の利用をも視野に入れた低コストの小型衛星の短期間での実現である.衛星の設計要求は10×10×10cmの立方体,重量は1kg程度と定められている.

  これまで,各参加大学においてそれぞれの衛星の設計・開発を進めるとともに,打ち上げ手段を模索していたが,2003年6月30日にロシアのロケットROCKOTによって初の打ち上げが実施されることが決定している.この打ち上げでは,同時に9機の衛星を打ち上げ,8機の衛星を軌道投入することから,MOM(Multi-Orbital Mission)と呼ばれている.CubeSatは,日本の東京工業大学,東京大学の他に,米国やカナダ,デンマークと計5機が打ち上げられる.
CubeSatのような数kg級の超小型衛星ならば,少人数かつ短期間(2年程度)で開発が可能であり,一度に多数打ち上げられることから,現在は60を超える機関がこのCubeSat開発に着手しています.




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Tokyo Institute of Technology    Lab. for Space Systems (LSS)
TITECH CUBESAT PROJECT TEAM
Contact : Kazuya KONOUE