最終更新日:2003/07/28
ソフトウェア最終更新日(ヴァージョン):2003/07/28 (Ver 1.0)



CUTE-I FM Packet Analyzerは, CUTE-I から取得できるパケットデータを解析するソフトウェアです.
このページでソフトウェアのダウンロードおよび,使用法を紹介します.

1.ソフトウェアのダウンロード
 CUTE-I FM Packet Analyerをダウンロード(274kbytes)

2.ソフトウェアの使用方法

2.1 ソフトウェアのインストール
 ダウンロードしたファイルを解凍して適切な場所にインストールを行ってください.ZIPで圧縮してあります.

2.2 ソフトウェアの起動
 スタートメニューに登録されている"CUTE-I FM Packet Analyzer"を起動(図1)



図1 ソフトウェア起動状態

2.3 解析データの入力
 ソフトウェアを起動すると(図1),左側に受信したデータを入力する場所があります.
 CUTE-Iは,コールサイン部(16バイト)として"JQ1YCY>JQ1YCZ-3:",テレメトリデータ部として32バイトのバイナリデータを送信しています.取得したテレメトリデータ部の32バイトを,1バイトづつ入力してください.
 入力は16進数(0x00 - 0xff)および10進数 (0 - 255)で入力が可能です.また16進数入力のアルファベットは大文字,小文字どちらでも可能です.

 注意1:使用するTNCによってはコールサイン部とテレメトリデータ部の48バイトの他に取得時間などを送信してくるものがあるようです.CUTE-Iからの32バイトのテレメトリデータ部を抽出していただいて入力してください.
 注意2:使用するTNCによっては,改行コード(0x0D)が受信されると自動で0x0D -> 0x0D,0x0Aと変換するものがあるようです.それらの設定を解除する機能もあるようなので確認をお願いします.内部の電圧値データなどは0x0Dというデータを送る場合もあり得ます.
 注意3:東工大地上局で取得したサンプルのパケットデータを入力して解析を試すことができます.ソフトウェア右下のボタンまたは,ソフトウェア上部の”解析”メニューより,”サンプルデータをセット”を選択してください.

2.4 解析
 データを入力後,"Analyze"(解析)ボタンをクリックしてください.ソフトウェア上部の”解析”メニューより,”解析”を選択しても同じ結果を得られます.

 注意:CUTE-I FMテレメトリは,フレーム0とフレーム1という二つのデータ群があります.入力部分の"Byte 22"の下位1bitがフレーム番号を示しています.CUTE-Iが現在のステータスをダウンリンクしている場合はフレーム番号は交互に送信されますが,内部メモリ(SRAM)をダウンリンクしている際は,交互に送信されていないこともあります.

2.5 解析データの内容について
 解析されたデータの詳しい内容については,
  CUTE-I FM Packet内容のページ・・・・・こちらを参照してください.
 ソフトウェア上部の”解析”メニューから”FMパケットデータについて(データ内容)"を選択すると上記のページが開きます.

2.6 解析データの収集について
 取得された貴重なデータを東工大CUTE開発チームに送信していただけると幸いです.
 "Analyze"(解析)ボタンを押して解析した後,ソフトウェア上部の"ファイル"メニューから"データ保存"を選択すると,解析データをファイル保存することができます.
 この時2つのデータを保存します.
 <1>解析後テキストデータ:解析して表示されている内容をテキストファイルに保存します.(テキスト形式)
 <2>生データ:解析にもちいた生のデータをバイナリファイルとして保存します.(バイナリ保存)

 作成されたデータを以下のメールアドレス宛に”添付ファイル”として送信していただければと思います.
 CUTE-I メールアドレス: cute@lss.mes.titech.ac.jp
 ソフトウェア上部の”解析”メニューから”解析データをE-mailで送る(メールソフト起動)"を選択しても送信することができます.

 添付ファイルについて:取得した多数のパケットを全て本ソフトウェアに入力することは難儀だと考えています.その為,解析されたデータだけで結構ですので,上記2つのファイルを送信していただけると幸いです.その際,TNCなどから取得した全データファイルも一緒に送信していただければと思います.

 注意:解析後,データ保存を行わないと解析したデータが失われてしまいます.必ず保存するようにお願いします.

3. このソフトウェアについて

3.1 著作権
 本ソフトウェアの著作権は,東京工業大学松永研究室に帰属しています.

3.2 最新ヴァージョン
  2003/7/28,Version 1.0公開

3.3 システム要求
 Windows 98, ME, 2000, XP(Home, Professional)

3.4 バグ情報
 プリント機能にやや難あり

4. コンタクト

 ソフトウェアに関するお問い合わせ:cute@lss.mes.titech.ac.jp




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