このHPでは東工大CubeSat(CUTE-I)から送られてくるメッセージを受信,解読するのに必要な案内がすべて載せられています.

CUTE-Iはアマチュア無線周波数帯を使用して地上と通信します.アマチュア無線周波数帯の利用に関してはこちらのページをご覧下さい.

CUTE-Iから送られてくる電波の周波数は・・・

CUTE-I 搭載送信機

周波数(MHz)

通信方式
無線機

送信出力(mW)

消費電力(mW)

DownLink1
436.8375
CW
OrderMade(MakiDenki)
100
600(送信時)
DownLink2
437.4700
FM 1200bps
(Ax.25 or SRLL)
DJ-C4(ALINCO)
350
1100(送信時)


SRLLは,東京工業大学・無線研究部(JA1YAD)によるオリジナルプロトコルです.
市販のTNCではデコードすることができませんが,マイコンとモデムチップがあれば,SRLLをデコードできるTNCを自作することができます.
Aki-H8とMX614を使用したTNCの一例につきましては,こちらのページをご覧下さい.



CUTE-I 軌道要素

現在のCUTE-I軌道要素(TLE)については,こちらのページをご覧ください.
 

CUTE-I 地上局設備,テレメトリフォーマット

CUTE-Iの仕様,東工大地上局の設備例に関しては「SPeC」を参照ください.

SPeC

受信機周波数を上記の周波数にあわせることによってCUTE-Iからのテレメトリを受信することができます.
各種テレメトリフォーマットについては,下記ホームページを参照ください.
FMテレメトリについては,AX.25,SRLLどちらのプロトコルでも共通のフォーマットを使用しています.

CWテレメトリフォーマット
FMテレメトリフォーマット


FMパケット受信のお願い (12/7 Update!)

本プロジェクトの目的として「世界中のアマチュア無線家の方々にCUTE-Iからのテレメトリデータを受信していただき,その情報を共有すること」があります.

現在,CUTE-Iでは11月24日に書き込んだ食時における温度データの取得ミッションを行っております.
CUTE-Iは2003年7月28日より軌道上で常に太陽が照射され続ける全日照の状態に突入していましたが,軌道計算より11月24日に一時的に2度食状態に入ることが判明しました.そこで,11月23日夕方よりSRAMをWrite状態にして食時における温度変化の様子を記録しました.現在はその書き込んだデータの取得を行っています.

ダウンリンクには,非常に多くの時間がかかる上,東工大局付近ではモービル局の混信を受けやすく,パケットが受信できないことがあります.
アマチュア無線家の方々が受信してくださったデータは,解析の上で使用させて頂いております.CUTE-Iからのテレメトリを受け取った方はぜひ下のiReceived,あるいは以下のフォーマットにて受信内容をお知らせください.

データの形式については,どのような形式でも解析できます.
ただし,バイナリデータをテキスト文書や,メールに貼り付けてしまうと,データが壊れて解析ができなくなってしまいます.
東工大局では,シリアルコマンドエクスプローラ2を推奨しております.16進数でログを保存して,メールに添付して送っていただければ,すぐに解析ができますので,もしよろしければご協力をお願い致します.
http://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se141694.html

以下のソフトウェアでも解析できます.
・つなたーむ(.bin形式)
・その他,バイナリを16進でテキスト化して保存できるもの.

iReceived
-------------------------------------------------------
お名前:
受信時間:( 年 月 日 時 分)
受信位置(緯度、経度もわかればお願いいたします):
電波の形式(FM?CW?):
データ内容(生データ):
地上局の構成:
受信した感想(もし何かありましたらお願いいたします):
-------------------------------------------------------
連絡先
  cute@lss.mes.titech.ac.jp

 

CUTE-I ベリカードの配布について

CUTE-Iからの電波を受信された方に,ベリカードを発行いたします.詳細はこちらのページをご覧ください.
 

SPeC
CW PageFM Page
iReceived