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Mission概要

東京工業大学CanSat1号機のミッション内容は地上からのコマンドを受信し, CCDカメラを任意方向に回転させ,CCDカメラの映像を地上に送信する.
CCDカメラの回転角はポテンショメータによって測定し,回転角データは CanSatに搭載したメモリに保存する.

実験結果

東京工業大学CanSat1号機はARLISS初日の7月28日に打ち上げられたが 幾つかのトラブルの為にCCDカメラの映像およびポテンショメータのデータ を取得することが出来なかった. トラブルとは以下に示す通りである.

 (1)メモリを逆に挿してしまった為に,データをメモリに書き込めなかった
 (2)通信機(DJ-C1)の*オートパワーオフ機能によって通信機の電源がOFFになってしまい,DTMFコマンドを受信      することが出来なかった
 (3)内部配線の接触不良の為に画像送信機が機能しなかった
         *オートパワーオフ機能:通信機が1時間以上電波を 送受信しないと自動的に電源をOFFにする機能

7月26日にスタンフォード大学で最終調整を行った際には正常に作動しており, このとき得られた実験データを以下に示す




スタンフォード大学での最終調整の様子



        


左のグラフは地上からのアップリンクによって与えた指令値と,ポテンショメータより 得られた測定値のグラフである.また,右のグラフはそのときのDTMFコマンド(1〜11)である.
左のグラフでポテンショメータの値がスタート直後に±2V変動しているのは,プログラム によってCCDカメラを自動的に回転させているためである.
その後,50秒あたりから指令値に追従しているのが分かる.
60秒〜100秒あたりで測定値が変動しているのは,電源リセットがかかった為にプログラムが最初から スタートしてしまい,自動的にカメラが回転しているからである.
指令値に対する追従性を詳しく見るために110秒〜160秒のデータを拡大して次に示す.


        



ここで,DTMFコマンド番号(1〜11)とCCDカメラ回転角の関係は下図に示す通りである.





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Contact : Hirotaka SAWADA
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