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Cute-1.7 + APD1号機は,日本のロケットである宇宙航空研究開発機構(JAXA:Japan Aerospace Exploration Agency) M-V(ミュー・ファイブ)ロケット8号機のサブペイロードとして軌道投入されます.M-Vロケットは,鹿児島県肝属群肝付町内之浦宇宙空間観測所(USC)から打ち上げられます.Cute-1.7 + APDは2号機の打ち上げも予定しており,そのロケットの情報は後日掲載いたします.
JAXA M-V Rocket (写真は1号機のもの)
*提供: 宇宙航空研究開発機構
M-Vロケット8号機に関するJAXAのプレスリリース:2005年12月7日
サブペイロード実験とは,M-Vロケットの第3段計器部(B3-PL)に本来とりつけるバランスウエイト(B3-PLの重量バランスを取るためのダミーの重り)の代わりに実験機器取り付け,メイン衛星(ASTRO-F)の衛星分離後に様々な実験を行う軌道上実証実験である.サブペイロードは,バランスウエイトの役目を果たすために,その重量などは厳密に規定されている.今回,このサブペイロードの1つとして,Cute-1.7 + APDおよびその分離機構を搭載している.使用するCute-1.7 + APD用分離機構も本研究室が開発したものであり,前回のM-Vロケット6号機では,その分離機構の実証実験として同じくサブペイロードを使った実験を行い,正常動作を確認している.(参考:東工大超小型衛星用分離機構実証システムTSD)