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電波受信方法 FMテレメトリフォーマット
FM テレメトリフォーマット概要
Cute-1.7 + APD IIのパケットフレームには通信系，DAQ，APD，PDAの4ヶ所で生成され，それぞれに複数の種類があり，目的によって使い分けられます．どのパケットであるかは，パケットに含まれる4ビットのFMパケットモードフラグにより区別されます．
| FM Mode |
| 先頭4ビット |
パケット種別 |
| 0 |
PDA Normal 3Frames |
| 1 |
PDA Normal 2Frames |
| 2 |
PDA Normal 1Frame |
| 3 |
(予約) |
| 4 |
(予約) |
| 5 |
PDA Picture |
| 6 |
PDA Compacted Sensor Data |
| 7 |
PDA Main Update |
| 8 |
PDA File Download |
| 9 |
PDAComplete Sensor Data |
| A |
DAQ Message |
| B |
Comm. House Keeping |
| C |
Comm. FRAM Read |
| D |
Comm. Message |
| E |
(予約) |
| F |
その他 |
通信系生成フレーム
通信系の生成するFMテレメトリには次のパケットがあります．それぞれのパケットの構成については，下記リンクをご参照ください．
- (FM Mode : B) Comm. HK : 通信系の生成するHKデータです．CWフレームに載っている情報とほぼ同様です．
- (FM Mode : C) FRAM Read : FRAMの内容をダウンリンクします．
- (FM Mode : D) Ack : コマンドが正常に受信・実行されたことを地上に知らせるための返答パケットです．
- (FM Mode : D) Emergency : 危機管理用パケットです．衛星に何らかの異常事態が発生した際に送られます．
- (FM Mode : D) Message : 任意のメッセージを送信します．
DAQ生成フレーム
DAQの生成するテレメトリを下記に示します．それぞれのパケットの構成については，下記リンクをご参照ください．
PDA生成フレーム
PDAの生成するFMテレメトリには次の9種類のパケットがあります．それぞれのパケットの構成については，下記リンクをご参照ください．
- (FM Mode : 0) Normal 3 Frames : HKデータのほかに，圧縮した(精度の低い)センサ値，姿勢データなどを3フレームに分割して送信します．
- (FM Mode : 1) Normal 2 Frames : HKデータのほかに，圧縮した(精度の低い)センサ値，姿勢データなどを2フレームに分割して送信します．
- (FM Mode : 2) Normal 1 Frame : HKデータのほかに，圧縮した(精度の低い)センサ値，姿勢データなどを1フレームで送信します．
- (FM Mode : 5) Picture : 写真データのダウンリンクに使用します．
- (FM Mode : 6) Past Data : 姿勢決定制御に係わる圧縮されたセンサデータ，姿勢決定制御データを1パケットに1秒分格納して送信します．
- (FM Mode : 7) Main Update : プログラムの軌道上アップデートのために必要な情報を含んだパケットです．
- (FM Mode : 8) File Download : PDA内の任意のファイルのダウンロードを行うために，ファイルデータを分割して送信します．
- (FM Mode : 9) Complete Sensor Data : 姿勢決定制御に係わる完全なセンサデータ，姿勢決定制御データを1パケットに1秒分格納して送信します．
- (FM Mode : F) Message : 任意のメッセージを送信します．
APD生成フレーム
APDの生成するFMテレメトリは，自身のステータスや観測値を示す1種類です．
- (FM Mode : D) APD Status : APDモジュールのステータス，観測値などを定期的にダウンリンクします．
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