TSUBAMEプロジェクト
  • 小型衛星TSUBAMEについて

  • 数kgクラス超小型衛星は,開発期間の大幅な短縮とそれに伴う開発費用の大幅な削減が見込まれ,先端科学技術の早期軌道上実証や教育目的の実践的開発が実施可能などの理由で,大学や研究機関,宇宙関連企業を中心に大きな注目を集めています.

    東京工業大学松永研究室 では2000年からCubeSat "CUTE-I" (CUbical Tokyo Tech Engineering - I) の開発を進め,2003年6月30日にロシアのプレセツクからROCKOTにより成功裡に打ち上げられました.また,CUTE-Iに続き理学ミッションを加えた Cute-1.7+APD およびその改良版 Cute-1.7+APDII が2006年,2008年にそれぞれ打ち上げられました.現在にいたるまで,学生による運用の下,CUTE-IとCute-1.7+APDIIを用いた軌道上実験が実施されています.

    そして,これまで培ってきた技術を生かし,第12回 衛星設計コンテスト で設計大賞を受賞した衛星計画を形にするため本プロジェクトは始動しました.それが,「地球・天体観測技術実証衛星TSUBAME」開発プロジェクトです.

    TSUBAMEは2014年11月6日16:35(JST)にロシアのヤスネ基地より打上げられました.運用,通信仕様等の最新情報はTSUBAME運用ブログに掲載しています.

    本衛星の共同開発機関には,Cute-1.7 + APDおよびCute-1.7 + APDIIで共同開発を行った本学理学系・河合研究室をはじめ,東京理科大学木村研究室,多摩川精機株式会社,スペースリンク株式会社が開発に携わっており,それ以外にも多くの企業・団体の温かいご支援を受けて開発を進めております.


    LSS overview6:47 2009/11/20
    松永研究室における衛星開発の流れ

  • 共同開発機関

  • 東京工業大学 松永研究室 : 衛星バス全般の開発
    東京工業大学 河合研究室 : ガンマ線バースト観測機器(X線偏光観測装置)の開発
    東京理科大学 木村研究室 : 超小型光学カメラの開発
    多摩川精機株式会社 :    超小型コントロール・モーメント・ジャイロの開発
    スペースリンク株式会社 :  電源,データ処理基板の設計・開発支援